施術方針
股関節周囲のコリ固っている筋肉、筋膜をほぐし「筋肉の働きを整える」
当院では、温存・保存の方、各種股関節手術後の方にかぎらず幾重にも重なっている股関節周囲の筋肉、筋膜を奥深くまでほぐすことによって、股関節の痛み、不調を解消し、動きを改善する施術をおこなっています。
固っている筋肉、筋膜がほぐれると痛みが取れ筋肉の状態が正常になり、股関節への衝撃を吸収してくれると共に力が発揮しやすくなるので股関節が長持ちするのです。
また、歩きやすくもなります。
正常な筋肉、筋膜の状態が結果的には股関節を長持ちさせると同時に動きやすくもなるため、自然治癒力が発揮しやすくなり、股関節の軟骨に栄養もいきやすくなります。
そのようなことから、まずは筋肉、筋膜の状態をきちんと確認し、きちんとほぐし、正常な状態に持っていくことが最優先であり、最も最初に取り組むべきことなのです。
しかし、現状の医療機関ではどうでしょうか?
当院にお越しいただく患者さまのお話でよく聞かれるのは「病院を受診したらリハビリで筋トレを指導された。」「筋トレを自宅でするように指導された。」などの声を多く聞きます。そして、言われた通りに筋トレを行なってみたところ、痛みがより強くなってしまったり、痛みが強すぎて筋トレそのものを続けることができない、変形が進んでしまった、などといった声が本当によく聞かれます。
筋トレをすること自体は間違ってはいません。
しかし、ひとりひとり筋肉、筋膜の状態が様々な中で一律に、「筋力が弱い=痛みが出る。だから筋トレを。」という決まりきった方程式では改善するどころか、悪化することがほとんどなのです。
私は1999年に理学療法士となり以降病院機関などでの様々な経験、また2011年から股関節専門施術院を始めてから多くの患者さまの状態をみさせていただく中で、確信を持ちました。
それは、股関節周囲の筋肉、筋膜がコリ固まった状態のままでは第一選択は筋トレではなく、的確できちんとした筋肉、筋膜ほぐしをはじめに行うべきということです。
臼蓋形成不全(寛骨臼形成不全)、変形性股関節症の痛みの原因を知り「ココロの働きも整える」
「知ることがなによりの特効薬」と言われるように、ご自身の股関節の痛みの原因を正しく理解し、知ることから始めましょう。今の時代、ネットなどの普及により簡単に情報が手に入るようにはなりましたが、情報が混沌としすぎていて何が正しいのか、どれが正しいのかを患者さまがおひとりで判断するにはリスクが伴います。
また、医療機関では痛みの原因が筋肉、筋膜による比率が高いにもかかわらず、触りもせず、話もせず、動かしもせず、レントゲンの結果のみを重要視しすぎてしまい「カタチ」だけをみて心無い言葉がけをされ、感じる必要のない不安や恐怖心を抱えている方が多くいらっしゃいます。(医学的に心身症と呼ばれる)
当院では、そのようなココロのはたらき・状態が、カラダの状態・回復力・痛みの改善力・自律神経系などにとても影響することから、患者さまの痛みや症状の原因をできる限り正確にわかりやすくお伝えすることを最優先とし、余計な不安や恐怖を取り除くことに力を入れています。
- レントゲン画像をお持ちいただければ、より具体的なお話ができます。また、ご夫婦、親子、パートナーなど、ご一緒に同伴されてお話を聞くこともできます。